イタリア旅行で見逃せない!ミケランジェロの神業によって生まれたフィレンツェの「白と黒」【イタリア】
フィレンツェの色の印象は?
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フィレンツェの色といえば何色を思いだしますか。多くの人は、大聖堂のドームの屋根の瓦の色、赤茶けたオレンジを思い浮かべるかもしれません。実際、フィレンツェの街を歩いてみると、大理石の色が強く印象に残りました。特に大聖堂の壁は白とピンク、緑の大理石で覆われていて、派手な印象を受けます。
白大理石のダビデ像
ところでフィレンツェを代表する白い大理石の芸術作品といえば、こちらではないでしょうか。
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ミケランジェロのダビデ像。ベッキオ宮殿の前に立っているのはレプリカで、本物は「アカデミア美術館」に展示されています。1500年の初頭に創られたこのダビデ像、生死を決する戦いを前に、アドレナリンが体中を駆け巡り、ゴリアテに狙いを定める、その一瞬を見事に活写しています。大理石からこの造形を切り出した、そのミケランジェロの造形力は、とても人間業とは思えません。この時、若干29歳でした。
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アカデミア美術館(La Galleria dell’Accademia a Firenze)
住所: Via Ricasoli 58-60, 50122 Florence, Ital
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