薬草で恋の成就や呪いの魔法も!「魔女文化」が残るフランス・ブルターニュ地方
ブルターニュってどんなところ?
まずは、ブルターニュという土地について見ていきましょう。フランスの中でブルターニュは、ケルト文化が現在も残る地域です。ケルト文化とは自然崇拝と多神教というのが特徴で、自然とのつながりが深く、巨人や妖精伝説が有名です。そんなケルト文化を守り続けているブルターニュには、先史時代に置かれたカルナックの謎の巨石群や、中世ヨーロッパの伝説の中で魔法の森として有名だったブロセリアンドの森と考えられているパンポンの森があるなど、神秘的なベールに包まれているのです。
ヒーラーが多く存在するブルターニュ
魔女文化のひとつとして有名なのは、ブルターニュにはほかの地域に比べて、ヒーラー(治療家)が現在も多く存在していることです。ヒーラーが多くいるから、病院を開くことができなかったという歴史があるほど、ブルターニュの住民はヒーラーに信頼を置いていました。
現在も、多くのテレビ番組でブルターニュのヒーラーは取り上げられ、病院に行っても治らなかったけど、ヒーラーの治療のおかげで痛みが随分と和らいだと話す人々の様子が放映されているほどです。ヒーラーは西洋医学と対立してきた歴史がありますが、古くから存在するブルターニュ文化のひとつ。ヒーラーを訪れる人たちは後を絶たないのだそうです。
魔女は薬草の使い手
ブルターニュに存在した魔女は、薬草の使い手だったそうです。魔女たちがブ
コメント