Photo by Zsolt Eöri-Szabó
日本を代表する演出家であり、世界各国で活躍する演出家・劇作家により1994年ギリシャ・アテネで創設された国際的な舞台芸術の祭典シアター・オリンピックスの提唱者のひとりであるとともに、自らの劇団 SCOT(Suzuki Company of Toga)を率い世界各国で様々な作品を上演してきた鈴木忠志氏が、縁の地・武蔵野市の吉祥寺シアターで SCOTによるエウリピデスのギリシア悲劇『トロイアの女』を上演する。
1976年(昭和51)に東京から富山県利賀村に拠点を移し、合掌造りの民家を改造した劇場を利賀山房と名づけて活動を始めたSCOTは、利賀村と協力して野外劇場・稽古場・宿舎などを増設。これにより、利賀は世界各国の様々な芸術家が集まる一大芸術都市としてその名を知られている。
鈴木氏が今回『トロイアの女』を上演する吉祥寺シアターがある武蔵野市は、1972年(昭和47)に富山県利賀村と姉妹都市を締結。2004年(平成16)11月利賀村が合併により南砺市となってからも二都市の関係はますます深まり、2010年(平成22)からは毎年SCOTによる公演が行われている。
全7公演が予定されている今回の各公演の終演後には、鈴木氏らによるトークや映像の上映が行われる予定。
[ SCOT × 吉祥寺シアター『トロイアの女』]
演出:鈴木忠志
原作:エウリ
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