ギリシャの世界的作家カザンザキス原作の映画『宿命』日本語字幕上映、9月に京都で開催

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ニコス・カザンザキスの生地・クレタ島イラクリオに置かれた彼の胸像
今年8月東京・日野の明星大学で開催され好評を博したギリシャの作家ニコス・カザンザキス(1883 – 1957)の作品「キリストは再び十字架に」をギリシャ映画『日曜はダメよ』の監督であるジュールズ・ダッシンが映画化した『宿命(1957年)』を日本語字幕で上映するイベントが、満を持して9月京都で開催される。
これまで日本でDVD化がなされておらず、日本語字幕の存在も知られていなかった本作の日本語字幕を、明星大学国際教育センター特任講師の吉川弘晃氏が映画雑誌『キネマ旬報』のアーカイブより発見。1957年(昭和32)に日本で上映された当時の日本語字幕を、映画編集を駆使して視聴可能な状態としたという本作は、この8月5日(土)『境界線上の映画祭』と題して明星大学で上映され、映画上映と合わせて行われた対談をはじめとして、現代に通じる普遍的なテーマが提示され、活発な意見交換が行われた。
9月京都で開催されるプログラムは、『宿命』上映をはじめ、2017年に教文館がカザンザキス没後60周年を記念して出版した『宿命』の原作である「キリストは再び十字架にかけられる」の訳者の藤下幸子・田島容子の両氏と、世話人の福田耕祐・大阪大学外国学科、日本学術振興会特別研究員(PD)との対談ほか、興味深いプログラムが開催される予定。
[ ニコス・カザンザキ

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