ギリシャの世界的作家カザンザキス原作の『宿命』日本語字幕上映レポート

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左:福田耕祐・大阪大学PD研究員・文学博士、右:吉川弘晃・明星大学特任講師. photo: Junko Nagata/GreeceJapan.com
現代ギリシャ文学界でもっとも重要であり、またその作品がもっとも多くの言語に翻訳されたギリシャの世界的作家ニコス・カザンザキス(1883 – 1957)の作品「キリストは再び十字架に(Ο Χριστός ξανασταυρώνεται)」を、ギリシャ映画『日曜はダメよ』の監督であるジュールズ・ダッシンが映画化した『宿命(1957年)』を日本語字幕で上映するイベントが5日(土)東京・日野市の明星大学で開催された。
上映に先立ち挨拶するスティリアノス・フルムディアディス 駐日ギリシャ大使館臨時代理大使. photo: Junko Nagata/GreeceJapan.com
今回のプログラムは、共催のひとりである明星大学国際教育センター特任講師の吉川弘晃氏が、映画雑誌『キネマ旬報』のアーカイブより発見した1957年(昭和32)に日本で上映されたという当時の日本語字幕とともに、DVD化を含めこれまでソフト化されていない貴重な作品を上映するもの。
上映に先立ち、主催者である国際カザンザキス友の会のヨルゴス・スタシナキス会長がビデオメッセージで挨拶。続いて、スティリアノス・フルムディアディス 駐日ギリシャ大使館臨時代理大使が猛暑をいとわず駆け付け

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