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今日はGreeceJapan.comのTwitterに投稿したアテネ近郊のギリシャ海軍伝統公園に係留されている三段櫂船オリンピアス号の傍らにある船舶「ミレトスのタレス」について、あらためて皆さまにご紹介したい。
戦艦アヴェロフと三段櫂船オリンピアス号の間に係留されているこの船「ミレトスのタレス」の正体はケーブル敷設船だ。ギリシャは1909年(明治42)アメリカで建造されたこの船を1947年(昭和22)に獲得、1983年(昭和58)までギリシャ初のケーブル敷設船として、国内の島々に電話線を敷設した現存する世界最古のケーブル敷設船で、建造当時の2基の蒸気機関がある機関室が今も残されている。
長年に渡って国内の通信手段の整備に貢献し続けたこの船は、1991年(平成3)にOTE(Hellenic Telecommunications Organisation S.A.)によりエーゲ海海軍博物館に寄贈された。
私たちは、アテネ北部の郊外にあるOTEグループ電信電話博物館(OTE Group Telecommunications Museum)にも訪問。この博物館には、ケーブル敷設船「ミレトスのタレス」に関連する様々な所蔵品が展示され、この船舶が果たした歴史的偉業を学ぶことができる。
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