【世界の立入禁止スポットvol.9】史上最悪の原発事故が起こった〜ウクライナ・チェルノブイリ〜
史上最悪の原発事故といわれている
1986年4月26日、停電時にどのようなことが起こるのか、という重要なテストを行うため、エンジニアにより、チェルノブイリ原子力発電所第4原子炉のシステムの一部が止められました。
これが発端となり、原子炉に冷却水を流し込むタービンの速度が遅くなり、少ない水が大量の蒸気となって、原子炉内の圧力を上げました。オペレーターが気づいたものの、時すでに遅し。蒸気爆発が起こり、原子炉建屋の上部や一部の側面が吹き飛び、原子核が大気にさらされました。
その後、10日間にわたる火事で、放射能を含む煙と粉塵が欧州全土に撒き散らされた結果、原発から半径30km以内のコミュニティに避難勧告が出され、ロンドンの2倍以上にあたる4,000平方キロメートル以上の地域が立入禁止に。
突貫工事で石棺が築かれた
チェルノブイリ原発4号機は、半年の突貫工事により、「石棺」が築かれ、放射能物質が外部へ流失するのを防いでいました。しかし、時の流れとともに老朽化。2023年現在は、チェルノブイリ原発4号機を覆うために新設されたアーチ型のシェルターで保護されています。
今は野生動物の宝庫に!
絶滅危惧種で現存する最後の野生馬「プシバルスキーウマ」も個体数を増やしている
チェルノブイリ原発事故により30万人が避難した後、ウクライナとベラルーシにまたがる広大な
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