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写真に写る建物は、大戦の時期を乗り越え今もなおアテネに残る時代の証人とも言える3つのアパートです。3つの建物はいずれも1920年代に建築され、竣工からおよそ100年の年月が経過しています。
これらの建物はアテネのVasilissis Sofias 通りにあり、通りの59番地に位置する最右の3つ目の灰色の建物には1960年代に日本大使館が置かれていました。
その後日本大使館は 私たちの過去の記事で紹介したアテネタワーに移転しています。
大戦後、日本は1956年(昭和31)にアテネに領事館を開設。領事館は1960年(昭和35)大使館に昇格されました。一方、東京でも同年駐日ギリシャ大使館が開設されました。
「ドロメアス(ランナー)」立像と歴史に残る3つのアパート ©GreeceJapan.com
以下にご紹介するのは、GreeceJapan.comアーカイブの中から1962年(昭和37)12月11日の新聞の切り抜きです。
ピレウス港に到着した見本市船さくら丸(※日本初の商船展示)の姿です。
船体にはVasilissis Sofias 通りにある日本大使館の住所が書かれており、Vasilissis Sofias 59番では、ビジネスマンや一般の人々がさくら丸への入場証を受け取り、展示された日本の工業製品を目にすることができました.
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