古代ギリシャ・ヒポクラテスの誓い~東京医科歯科大学の壁面に刻む想い

GREEK
東京・御茶ノ水駅から神田川を挟んだ対岸に位置するのが東京医科歯科大学だ。1928年(昭和3)に設置された東京高等歯科医学校に始まる同学の湯島キャンパスに2002年(平成14)完成した総合教育研究棟の最上部に、医学の父、医聖と称される古代ギリシャの医師ヒポクラテスの像と、あるべき医師の心得とされる「ヒポクラテスの誓い」を含む3つのレリーフが掲げられていることに気付く人はそう多くないだろう。
ヒポクラテスの像と、医学を志すすべての者が心に刻むべきとされる古典ギリシャ語で記されたその誓いは、レリーフ左側に位置している。レリーフ中央は、対話による教育の原点を表しているというヴァチカン宮殿「署名の間」に描かれているラファエロ作「アテネの学堂」で、プラトンとその弟子アリストテレスが対話する様を中心に、古代ギリシアの哲人が一堂に会したシーンが描かれている。また、レリーフ右側には1846年マサチューセッツ総合病院で行われた歯科医師モートンによる世界最初の全身麻酔公開実験を描いたロバート・ヒンクリーの作品が刻まれている。
同学によれば、これらの壁画レリーフは「教育」「研究」「診療」を題材とし、医歯学総合研究科・保健衛生学研究科の誕生により大学院重点化大学となった同学が、21世紀を迎えた今日、世界的拠点となるべく歩み始めたことを記念して作製されたものであるという。
遠く二千年以上の時を超

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