photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com
4月12日(火)から13日(水)の2日間の日程で日本を訪問しているギリシャのニコス・デンディアス外務大臣が13日(水)午後東京都内で日本の林芳正外務大臣と会談及びワーキングランチを行った。
会談の後行われた共同記者発表で林外務大臣は、現在国際社会が長きに渡る懸命な努力と多くの犠牲の上に築きあげられて来た国際秩序の根幹が、ロシアのウクライナ侵略により脅かされていると非難。また国際社会の結束を強めることが必要であり、特に海洋国家として自由で開かれた海洋秩序に共通の利益を有し、法の支配や人権といった基本的な価値を共有するギリシャは日本にとって極めて重要なパートナーであると述べた。
デンディアス外務大臣は、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相から可能な限り早期に岸田首相にギリシャへ訪問いただくよう招待したと言及。両国間の外交関係は120年以上の長きに渡るものであり、また今年は日本がギリシャに公使館を開設して100周年の年であると述べた。
デンディアス外務大臣は続けて、今年は1922年9月に日本の東慶丸が800人以上のギリシャ人とアルメニア人をスミルナからの脱出を助けたという出来事から100年の記念すべき年であると言及。日本による人道的な対応に感謝していると述べるとともに、この出来事を決して忘れることはないとした。
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