ギリシャ・ナウサ:500本のクシノマヴロのワインを川底に浸して熟成

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ナウサは、ギリシャ北部最大の街テサロニキから約93kmの位置にある小さな美しい町だ。赤ワインの一種・クシノマヴロの生産地として世界的に有名で、また桃、さくらんぼ、りんご、キウイといった果実栽培でもその名を知られている。
そんなナウサで9月5日(日)、歴史あるアラピツァ川の流水で熟成させるため、500本のワインを川底に浸すイベントが開催された。
ナウサ・ワイン生産者協会のヨルゴス・フンドゥリス会長によれば、川へワインを浸す試みは、協会のワーキンググループのアイデアによるものであり、ギリシャで初めて実施された革新的な実験であるという。 この実験は、クシノマヴロのワインが真水の中かつ特定の温度の下でどのように熟成するのかを研究するもので、川底に浸されたボトルは、こうした条件の下で熟成されるまで、ワイン醸造学者によって継続して監視が行われる予定。
今回のイベントでナウサ市のニコラス・カラニコラス市長は、ナウサ独特のクシノマヴロのワインはインスピレーションと革新的なイニシアチブの源であり、このワインは地域の歴史、文化、美食のいずれに対しても、そして国際的なギリシャのワイナリーの名声を高めることにも大きく貢献するものであると語って、新たな試みの成功を祈念した。
[ イベントの様子を写した写真 ]

ニコラス・カラニコラス・ナウサ市長
photos: Municipality of Nao

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