ギリシャにスズキの自動車を紹介したスファキアナキス氏、98歳で逝去
ギリシャに日本のスズキ自動車の車輛を初めて紹介し、同社の販売代理店として長年尽力したギリシャの企業家ニコラオス・スファキアナキス氏が3月27日(金)老衰のため98歳で逝去した。
ニコラオス・スファキアナキス氏は1922年(大正11)12月7日ギリシャ・クレタ島生まれ。1952年(昭和27)から自動車販売業に携わり、1968年(昭和43)から当時の鈴木自動車工業株式会社(現・スズキ株式会社)の販売代理店の権利を獲得。1974年(昭和49)からは当時の日野自動車工業株式会社(現・日野自動車株式会社)の総代理店として同社のトラック・バスをギリシャに紹介した。
統計によれば、2019年のギリシャ国内における旅客車輛の販売実績でスズキ自動車は計6,504台で全体の5.7%を占め、ギリシャ国内で第8位。日本車としてトヨタ自動車株式会社に次ぐ第2位の位置を占めており、ギリシャでのベストセラーは2019年のSUV「VITARA(ビターラ)」。
またギリシャ国内における二輪車部門でスズキ自動車は販売台数536台で全体の1.4%を占め、ギリシャでのベストセラーは「Suzuki DL 650」。
(*統計値はHellenic Association of Motor Vehicle Importers-Representativesの公式発表より。)
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