自然エネルギーで稼働!海に浮かぶ酪農場「Floating Farm」を現地ルポ【オランダ】
海に浮かぶ酪農場
その牧場は、オランダ南部の港町、ロッテルダムに存在します。こちらが、海に浮かぶ「フローティング・ファーム」(Floating Farm)です。
現在このファームでは、32頭の乳牛が暮らしています。「動物福祉、循環性、持続可能性を重視し、消費者に近い都市で健康食品を生産すること」を目指して作られたのだそう。確かに都市に近いところで食物を生産出来たら、輸送にかかるエネルギー(ガソリンや輸送中の保冷に必要な電力)を削減できるので良いことばかりですよね。オランダの、こういう発想力は素晴らしいです。
ちなみに、牛たちはずっと水上に閉じ込められている訳ではありません。定期的に、目の前の野原に放牧してもらえています。さすが「動物福祉を重視する」と宣言しているだけあり、乳牛たちの生活の質にも配慮があるようです。自由があって良かったですね。
自然エネルギーで稼働するファーム
ファームのすぐ横には、このファームの電力をまかなうソーラーパネルが浮かんでいます。ここで、搾乳機や排泄物処理、1階の事務所で必要な電力を賄っているのです。環境にも配慮していることが伺えます。
乳牛たちがいるフロアの下には、スタッフたちの事務所が。
ここに、フローティング・ファームにまつわる様々な情報が公開されています。
誕生ストーリーとしては、発起人がアメリカで発生した深刻な洪水をニュースで見
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