今日の一枚:1964年東京オリンピック~聖火採火式を見守る観客たち

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Photo:ヨルゴス・マルセロス氏所蔵
今月12日(木)行われる2020年東京オリンピックの聖火採火式は、残念ながら無観客で行われることが9日発表された。最新の情報によれば、当日は選ばれた100名の招待客のみが式典を見守ることになるといい、半世紀前に撮影されたこの写真のように、多くの観客たちがともにこの祭典を祝うことが出来ないことが残念でならない。
今日ご紹介する写真は1964年8月21日に撮影された聖火採火式からの一枚だ。巫女役を務めたギリシャ人女優のアレカ・カツェリが灯した火を、1960年ローマ五輪のセーリング・ドラゴン級で金メダルを獲得したアスリートでもあった当時のギリシャ王・コンスタンディノス2世(※写真中、軍服を着た男性)がトーチに移し、王から1964年東京五輪110mハードル競技のギリシャ代表であり、またギリシャ代表選手団の旗手をも務め、歴史にその名を残す第一聖火ランナーのヨルゴス・マルセロスに託された。
あれから半世紀―若き日の忘れがたい思い出と出会いを心のままに語ってくれたヨルゴス・マルセロスのインタビューを読みながら、1964年大会の成功のために力を尽くしたマルセロスをはじめとするあらゆる人々の、また今は来る2020年大会の成功に向け奮闘する人々に思いを馳せたい。
 
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