きょうの日:12月2日オペラ界のディーヴァ、マリア・カラス生まれる

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マリア・カラスは1923年(大正12)12月2日アメリカ・ニューヨークで生まれた。
不世出のディーヴァとして世界中をその声で魅了したカラスは、アテネのギリシャ国立オペラ座でちいさな役を得てデビュー。その人生最後の公演を1974年(昭和49)12月11日の札幌で飾った。カラスにとって、福岡、大阪、東京、札幌の全国4か所を巡ったコンサート・ツアーが最後の公演となったことはそれほど知られてはいないだろう。
ビデオは1974年の東京公演終演後、東京で10月27日ジュゼッペ・ディ・ステファノとともに行われたインタビューから。終始リラックスした様子のカラスは日本について、日本人についてその印象を英語で語っている。インタビューではカラスとステファノの二人とも、日本の聴衆についてその芸術への深い理解を賞賛している。
(Video from Maria Callas Museum: Catalogue: MC-VID-075)
1974年の日本公演はオペラではなくコンサートであったが、彼女の人生最後の公演が日本で行われ、日本の聴衆が彼女の芸術を理解し心から賞賛したことがカラス自身にも温かな思い出として残り、彼女の人生の灯りとなったと願わずにはいられない。
1977年(昭和52)パリで亡くなったカラスの遺灰は1979年(昭和54)6月遺言によりエーゲ海に散骨された。
「王女メディア」(1961年)

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