アテネのギリシャ議会 ©GreeceJapan.com/Junko Nagata
ギリシャのカテリナ・サケラロプル大統領が2025年3月に5年の任期満了を迎えるにともない行われる大統領選挙で、25日(土)ギリシャ議会で1回目の投票が実施された。
今回大統領選挙に出馬したのは与党ND(Νέα Δημοκρατία/ネア・ディモクラティア)が擁立した前ギリシャ議会議長のコンスタンディノス・タスラス氏、野党第1党のPASOK-KINAL(ΠΑΣΟΚ-Κίνημα Αλλαγής/パソック-キニマ・アラギス)が擁立するタソス・ヤニツィス氏、野党第2党のSYRIZA(ΣΥΡΙΖΑ/シリザ)が擁立するルカ・カツェリ氏、野党NIKI(Νίκη/ニキ)が擁立するコスタス・キリアク氏の4名。このうち、ルカ・カツェリ氏は1964年東京五輪の聖火採火式で主巫女を務め開会式にも出席したギリシャの女優アレカ・カツェリ氏の娘としても知られている。
第1回目の投票では、タスラス氏が160票、カツェリ氏が40票、ヤニツィス氏が34票、キリアク氏が14票を獲得したものの、いずれの候補者も選出に必要な全300議席の3分の2である200票を獲得できず選出には至らなかった。
5日後の31日(金)行われる2回目の投票で、いずれの候補者も200票を獲得できない場合は再び5日後に3回目の投票が行われ、全300議席の5分の3であ
コメント