ギリシャの歴史・文化を語る影絵劇「カラギョージス」博物館

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Photos ©GreeceJapan.com
今日ご紹介するのは、「カラギョージス(Καραγκιόζης)」と呼ばれるギリシャの影絵劇をテーマとしたユニークな博物館だ。ギリシャ各地の夏祭りの片隅で、誰もが知る英雄や物語の主人公が印象的な影絵人形を形代に活躍する様を、子どもたちだけでなく大人も見入る様子を目にしたことのある方もいるのではないだろうか。
こうした影絵劇の立役者のひとりエフゲニオス・スパサリス(1924-2009)は、ギリシャで最も知られるカラギョージス使いだ。ソティリス・スパサリスの息子であり後継者でもあった彼は、1940年代初頭に影絵劇に携わりはじめ、のち最も重要なギリシャのカラギョージス使いとして頭角を現した。
1995年6月には、アテネの北部郊外のマルーシ市にスパサリオ影絵劇博物館が開館。この博物館はエフゲニオス・スパサリスとアマルシ市の協力を得て設立されたもので、スパサリスの娘メニア・スパサリが運営している。
エフゲニオスとソティリス・スパサリスのコレクションからなる豊かな博物館の展示品には、影絵劇の人形や小道具、影絵人形を制作するための器具や材料、公演で使用された楽器、そして影絵劇に関する書籍や公演ポスターまで多岐に渡っている。
こうした影絵劇は、ギリシャ革命やアレキサンダー大王、神話や古代ギリシャ悲劇をはじめとする歴史的な出来事といったものに想を得て制

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